習近平中共中央総書記は26日、内モンゴル自治区・阿爾山(アルシャン)市の伊爾施(イルシ)鎮を視察した。
春節(旧正月。今年は1月31日)を控え習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は26日午後、国境の街、内モンゴル自治区・阿爾山(アルシャン)市の伊爾施(イルシ)鎮を訪れ、林業バラック密集地で生活する人々を訪問した。かつて林業で栄えたが、現在は伐採が禁止され、苦心の産業転換が図られている。習総書記は車中で林業従事者の生活状況を詳しく尋ね、バラック密集地をすみやかに改築し、人々の一日も早い新居での生活を求めた。新華社微博(ウェイボー)「新華視点」が伝えた。
郭永財さん(74)は30年間林業局に勤務し、6人家族は38平方メートルの簡易な平屋で暮らしている。習総書記は雪を踏み郭さん宅に入り、貯蔵用穴蔵を見学、暖房用の壁をなで、オンドルに腰掛け、年老いた郭さんと膝を交え親しく言葉を交わした。習総書記は郭さん一家に、「もうすぐ新年です。皆さんの生活が厳しいことは承知です。皆さんにお会いするために来ました。林業従事者は国家に貢献してきました。党と国家は皆さんのことを忘れていません」と語りかけた。
郭さんの簡素な住宅を見た習総書記は深い関心を寄せ、現地幹部のバラック密集地改築日程表に目を通し、新年明けの計画に組み込まれていると聞き満足した。習総書記は郭さんに、「皆さんの住環境がすみやかに改善され、暮らしが良くなることを望んでいます」と述べた。別れ際に習総書記と郭さんは、健康に気をつけるよう語りかけ合い、そして阿爾山(アルシャン)観光に訪れる人々が増え、景気が良くなるよう期待を寄せた。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年1月27日