習近平が統括する国安委 日本の挑発に関係ありか

習近平が統括する国安委 日本の挑発に関係ありか。 中国共産党中央政治局は1月24日の会議で、重大危機に対応する中央国家安全委員会(国安委)の設立を決定した。習近平国家主席が主席に、李克強総理と張徳江委員長が副主席に就任する。香港メディアは「国安委は国内外の安定を維持するための『安全の盾』である」とし、「この盾があって初めて、改革への道を推し進めることができる」と報じた…

タグ: 習近平 国安委 日本 挑発

発信時間: 2014-02-11 11:29:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国共産党中央政治局は1月24日の会議で、重大危機に対応する中央国家安全委員会(国安委)の設立を決定した。習近平国家主席が主席に、李克強総理と張徳江委員長が副主席に就任する。香港メディアは「国安委は国内外の安定を維持するための『安全の盾』である」とし、「この盾があって初めて、改革への道を推し進めることができる」と報じた。

国安委がどれほどの実力を有するのかについては、長らく議論されてきたが、中国の与党、政府機関、立法機関がリードしてきた「トップダウン設計」はなおも衝撃を与えるものだった。中国に「権威主義的国家」というレッテルを張ることに夢中になっている西洋諸国のメディアは再び、「中央集権の新たな兆し」を目の当たりにしたようだ。しかし、シンガポール華字紙『聯合早報』は「中央国安委は権力を欲しいままにするためのものではなく、優れたシステムである」との見方を示している。

地政学・国際関係に詳しいインドの学者M.D.ナラパトは25日、『環球時報』に対し、「中国国内外の安全保障における形勢はお互いに密接に絡まり合っている。国安委は中国が世界の地政学的環境の変動による衝撃を避けるために設けた、機関の垣根を越えた調整メカニズムである」と指摘する。

韓国紙『韓国日報』は、「国安委」の設立について、「中国が今後、日本の右翼化や中国国内の分離主義などの安全保障問題により一層積極的に取り組むことを示すシグナルである」と伝えた。中国がこれほど手早く中央国安委のメンバーを発表したのは、日本の安倍晋三首相による靖国神社参拝などといった右翼的な動きと無関係とは言えない。とりわけ、安倍首相が世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で日中間の対立が武力紛争に発展しかねないことを匂わす発言をした後だったため、発表のタイミングが注目を集めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月11日

 

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