中国とインドは第17回国境問題特別代表会議を10、11両日にニューデリーで行った。
中国とインドは第17回国境問題特別代表会議を10、11両日にニューデリーで行った。中国からは楊潔チ国務委員、インドからはメノン国家安全保障顧問らが出席し、国境問題、中印関係、世界や地域の共通関心事について踏み込んで意見交換した。
双方は「中印は近年、国境交渉の流れを維持し、国境関連の溝を有効に管理・コントロールし、両国関係の健全で順調な発展にプラスの環境を整えた」との認識で一致。「3ステップ」のロードマップに基づき、国境問題解決の政治指導原則を堅持し、公正、合理的で双方共に受け入れ可能な解決枠組みを一日も早くまとめるべく共に努力する意向を表明した。また、国境問題の解決まで、国境関連の枠組みの役割を十分に発揮し、国境地帯の平和・安寧維持に関する協定および国境守備協定をしっかりと実行して、国境地帯の平和と安寧を共同で維持する考えを表明した。
双方は▽中印は戦略的協力パートナーであり、ハイレベル交流を継続し、戦略面の相互信頼と協力を推進し続ける▽中印という二大市場の連結を積極的に推進し、鉄道協力、産業パーク協力、バングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の建設を着実に推進し、「シルクロード経済ベルト」の建設で協力する▽「中印友好交流年」行事の成功に共に努力し、両国民間の友情を強化する▽平和共存五原則を継承、発揚し、国連、G20、BRICSなど多角的組織と国際・地域問題での協調を強化し、中印および数多くの発展途上国の共通利益を守る――方針を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月12日