メディアはこのほど、「習近平主席の時間はどこに行った」という見出しで、習主席のイラストを掲載した。そのかわいらしい様子はネットユーザーから注目され、高い評価を得た。
ここから、政治のイラストが政治コミュニケーションの悪い方法でも、中国の指導者のイメージを伝達するタブーでもないとわかる。中国の指導者に自身があり、政治のイラストのユーモアにも耐えられることが証明され、その効果は誰が見てもわかるほどである。
政治のイラストは政治コミュニケーションの「調味料」であり、政治の感性を高め、人情味を豊かにする。中国の指導者が政治アニメの主人公になったことは、中国の政治コミュニケーションの大きな進歩である。
政治といえば、ユーモアと無関係で、冷酷で厳粛なイメージがあるのではないか。私たちは、政治は感性や活発さがあるものではなく、厳粛で緊張したものだと条件反射的に思う。実は、政治にも感性はある。
現在、中国の指導者は民衆を喜ばせる伝え方を意識的にし、政治理念と施政方針を伝えている。
中国の指導者が政治コミュニケーションにおいて更に自信と積極性があることがわかる。彼らは意欲的に表現し、表現がうまく、政治コミュニケーションは国民に近づき、国民の心に深く浸透している。中国の指導者は「中身がある」情報を積極的に国民に伝え、自身のまじめさとおもしろさを世間に直接示そうとし、さらには家族や個人のあまり知られていない情報も公開している。このような大胆な情報公開は指導者と国民の距離をかつてないほど縮め、国内外から高く評価された。