庁・局級以下の指導幹部数十人の取り調べと処分に続き、省・部級幹部2人が取り調べられていることがこのほど明らかにされた。また、中央の第2次巡視が次第に完了し、腐敗関連の問題が多数暴かれている。腐敗取締りは今年も引き続き高圧的に推し進められ、関心を呼んでいる。今年の腐敗取締りは昨年を上回る強さと規模だと見られる。個々の問題への対策を力強く推し進めると同時に、抜本的対策である体制・制度改革においても多少の突破口を開くことが予測される。中国新聞網が伝えた。
中共中央紀律検査委員会と監察部のウェブサイト上の情報を整理すると、今年はすでに湖北省宜昌市の鄭興華副市長、雲南省徳宏州政協の楊躍国主席、貴州省水利庁の黎平庁長(党組書記)ら庁・局級幹部十数人が重大な規律・法律違反の疑いで取り調べを受けた。各省紀律検査委員会も一部指導幹部の重大な紀律・法律違反の疑いについて詳しい取り調べを行った。このうち広東省紀律検査委員会は、春節(旧正月)後すでに11人の庁級指導幹部について重大な規律違反の疑いで詳しい取り調べを行った。
「新年早々、問題幹部が相次ぎ失脚しているのは、昨年の腐敗取締りの継続だろう。これまで外部には腐敗取締りについて難航や中止の可能性を問う声があったが、この腐敗取締りの小さな高まりによって、中共上層部の腐敗取締りの決意にみじんの変化もないことが力強く示された」と国家行政学院の汪玉凱教授は指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月20日