国連安保理がシリアの人道問題に関する決議を採択したことについて、外交部(外務省)の秦剛報道官が23日、記者の質問に答えた。
――国連安保理は北京時間23日、シリアの人道問題に関する第2139号決議を全会一致で採択した。これについてコメントは。
中国はシリアの人道状況を強く注視し、シリアの人々の苦難に同情している。われわれは安保理が第2139号決議を採択したことを歓迎する。この決議はシリアの人道状況緩和への国際社会の共通の期待と要求を反映している。中国は積極的、建設的姿勢で決議案の協議に参画し、賛成票を投じた。
中国はシリア各方面に対して、的確な措置を講じ、安保理第2139号決議を全面的に履行し、シリアの人道状況を緩和するよう促す。われわれは国際社会が引き続き中立と公正の原則を堅持し、国連人道支援の指導原則を遵守し、第2139号決議の履行を建設的に支援することを支持する。
シリアの人道状況の緩和は、根本的にはシリア問題の政治的解決にかかっている。中国はシリアの双方に対して、対話と交渉を堅持し、ブラヒミ国連特別代表の調停努力を支持し、成果が上がるまで対話を継続するよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月24日