日本の安倍晋三首相の歴史観に関する米議会調査局の報告書について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は26日の定例記者会見で「報告書は日本の指導者の歴史観に存在する問題を指摘した。中国は日本の指導者に対して、国際社会の懸念と正義の声に真剣に耳を傾けるよう促す」と表明した。
――米議会調査局がこのほど公表した米日関係に関する報告書は、安倍首相の歴史観について、第2次大戦に関する米国人の認識とぶつかる危険性があると指摘し、懸念を表明した。これについてコメントは?
米議会調査局の報告書は日本の指導者の歴史観に存在する問題を指摘した。軍国主義の侵略と植民地支配の歴史を直視し、反省することは、日本がアジア近隣国との関係を発展させるうえでの重要な前提であり基礎だ。
近頃、日本の指導者は歴史問題で大逆行し、政界要人は侵略の歴史を否認・美化する謬論を頻りに口にしている。これは歴史の確定評価を覆し、第2次大戦の戦犯のために加担するという彼らの真の意図の反映であり、世界反ファシズム戦争の成果と戦後国際秩序への挑戦がその本質だ。
こうした誤った歴史観は日本の進む方向に影響を与えるだけでなく、地域の平和・安定にも潜在的危険をもたらし、日本を地域の平和・安全を損なうトラブルメーカーにする。中国は日本の指導者に対して、国際社会の懸念と正義の声に真剣に耳を傾け、実際の行動によってアジア隣国と国際社会の信頼を得るよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月27日