外交部(外務省)の秦剛報道官は3日の定例記者会見で、3月1日に昆明駅で起きた事件と国外のイスラム運動との関係に関する質問に「人間性を喪失し、罪なき人を無闇に殺害したこの事件のテロリストは各民族、各宗教と敵対する側に立っており、全世界、全人類共通の敵だ」と表明した。
秦報道官は「重大テロリストに対しては、それが誰であろうと、どの組織に属していようと、誰と関係があろうと、テロ行為がいつ、どこで起きたのであろうと、中国政府は法にのっとって厳しく取り締まる」と強調。
「すでに世界の人々の前に残酷な事実が示された。テロリストは人間性を喪失しており、残虐非道だ。だが正義を主張する世界の全ての人々には良知がある。われわれは、このようなテロリストを扱う際に、国際社会が同じ声を発し、同じ行動を取ることを希望する。彼らは人類共通の敵だからだ」と述べた。
また「事件発生後、国際社会は今回のテロ事件に対する強い憤りと非難、中国政府と中国国民、特に犠牲者の遺族と負傷者に対する心からの見舞いの意を様々な形で中国側に伝え続けている。これは国際社会の主流、人間性の声、人類の良知を代表している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月4日