■文化交流はたゆまず深化
フランス文化通信省文化総監のジャック・ジエス氏はかつてフランス国立ギメ東洋美術館の館長を務めた、敦煌芸術の研究者でもある。ジエス氏は「フランス文化通信省は仏中の文化交流と友好関係の発展に常に全力を尽くしている。文化分野は仏中が共同で耕すことのできる肥沃な大地だ。中国には悠久の歴史と輝かしい文化があり、フランスも文化面で高い名声を博している。習主席の訪問を通じて、仏中文化協力を引き続き深化したい」と表明した。
ド・ゴール将軍の甥、ベルナール・ド・ゴール氏は中仏関係発展の証人の1人だ。ベルナール氏は1964年にフランスの電子製品を携えて初めて北京で出展した。中仏国交樹立から間もなく、毛主席の接見も受けた。当時人民日報に写真も掲載されたことを、ベルナール氏は興奮気味に話した。それからベルナール氏一家は中国と深い縁で結ばれ、中仏友好の美談をつむぎ続けてきた。息子のグレゴワール氏は自ら中国で撮影したアルバムを見せてくれた。1980年代の中国の都市や人々をレンズを通して記録したものだ。「仏中交流はさらに緊密になった。フランスに留学する中国の若者が増え、中国に勤務、留学するフランス人も増えている」とグレゴール氏は語った。
フランス科学アカデミー会員のジャック・カーン氏は「中国の改革開放以来、私は中国の優秀なポストドクター数十人を受け入れた。後に学問分野のリーダーになった人も少なくない」と語った。カーン氏は2001年に仏中科学応用財団の創設に参加。過去10数年間で中国人学者160人余りのフランスでの研鑽を資金援助した。カーン氏は「仏中の科学技術協力はウィンウィンだ。習主席の訪問によって、仏中の科学・応用分野さらには大学間の結びつきが強化されるだろう」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月18日