外交部(外務省)の洪磊報道官は19日、消息不明となっているマレーシア航空機の捜索状況について「中国側はマレーシア側の要請に応じ、衛星データをマレーシア側に提供することに同意した。中国側の努力を必要とする国があれば、申し出さえすれば積極的に支援する」と述べた。
洪氏は「消息不明機は南部回廊へ飛んだと見られるとのマレーシア側の発表を受け、中国側は直ちに関連部門を集結させた。中国の艦船は10日にはシンガポール沖の臨時集結点を発ち、南北両路に分かれて第2段階の正式な捜索任務を開始した。マレーシア側の要請応じ、中国側は北部回廊に関わる中国領土上で衛星捜索を展開し、レーダーデータによる調査分析を行った。これまでにマレーシア航空機が中国の領土領空に進入したいかなる形跡も見つかっていない」と説明。
「捜索活動はマレーシア側が全体的調整を担っている。中国側は北部回廊の捜索に全力で協力したい。中国側はすでに関係国と国際組織に対して、捜索への助力、参加を呼びかけた」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月20日