マレーシアのナジブ首相はクアラルンプールで24日夜、イギリスの航空事故調査委員会の報告に基づき、マレーシア航空のMH370便はインド洋南部の海域に墜落したと断定したと発表した。
中国のある航空専門家は24日、「環球時報」に対し、「現在の情報だけでは、今回マレーシア側が発表した情報は信頼できる証拠がまだ欠けている。そのため、各方面はマレーシアが更なる情報を提供し、その後に最終判断を下すことを望んでいる」と話した。そのほか、航空機の残骸やブラックボックスなどの肝心な証拠がまだ見つかっておらず、捜索に力を入れ、マレーシア側が確定した範囲での捜索を強化すべきであると示した。
「航空知識」の王亜男副編集長は、マレーシア側が発表した情報には多くの疑問があるとの見解を示した。マレーシア側が信頼できる証拠をつかんだとすれば、証拠がそろってから一緒に公表するのでなく、簡単な情報を急いで公表したのはなぜか。まだ何の物証も見つかっていないのに、マレーシア側が航空機は墜落し助かった人はいないと発表するのはあまりにいい加減ではないか。王副編集長は、マレーシア側は航空機の飛行情報以外の証拠をつかんで最終結論を出したと疑っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年3月25日