外交部(外務省)の秦剛報道官は29日の定例記者会見で「アジア信頼醸成措置会議(CICA)の第4回首脳会議が今年中国で開催される。中国側は今回の会議でアジアの新安全保障観の確立を推進し、共通の安全保障、総合安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障を提唱し、アジアの安全保障と協力の新たなメカニズムの確立を積極的に検討する」と説明。「われわれは、アジアの事はアジア諸国主導で解決すべきであり、アジア諸国には協力の強化を通じてアジアの安全を維持、促進する能力と知恵があるとの声を世界に向けて発する必要がある」と述べた。
また「中国は2014年から2016年までCICA議長国を務める。今年のCICA首脳会議は5月20、21日に上海で開催される。テーマは『対話・信頼・協力を強化し、平和・安定・協力の新アジアを共に築く』だ。中国の習近平国家主席が議長を務める。CICAの構成国およびオブザーバー国の首脳または代表、国際組織の幹部および来賓が招待を受け出席する。すでに40近くの国と国際組織が出席する方針で、うち国家元首または政府首脳14人、国際組織幹部8人の出席が確認されている」と説明した。
さらに「今回の会議はCICA発足以来最大規模となる。各方面の共同努力の下、必ずや所期の目標を達成し、CICAの発展の歴史において、アジアの安全保障と協力のプロセスにおいて、一里塚的意義を持つ盛大な会議になるものと信じている」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月30日