第9回核不拡散条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会が28日、ニューヨークの国連本部で開幕した。中国外交部(外務省)の王群軍備抑制局長は一般討論演説で、核分野のグローバル・ガバナンスと条約再検討プロセスなどの問題について見解を表明した。
王局長は「中国は核分野のグローバル・ガバナンスを強く重視している。習近平国家主席は3月にオランダで開催された核安全保障サミットで、中国の核セキュリティー観を初めて打ち出し、4月中旬には中国の総合的国家安全保障観について重要談話も発表した。これらの政策と主張は中国の夢の国際安全保障分野における体現であり、国際安全保障問題、特に核分野のグローバル・ガバナンスに中国が参画するうえでの根本的出発点だ」と表明。中国指導者の理念および核分野での中国の政策と実践を紹介した。
NPT再検討会議は5年ごとに開かれ、核軍縮、核不拡散、原子力の平和利用など核分野のグローバル・ガバナンスの重要な問題の最新の進展と状況について検討するとともに、次の段階の国際社会の戦略計画、共同行動について協議する。今回の会議は来年開催される第9回再検討会議に向けた最後の準備委員会だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月30日