中国外交部(外務省)は4月30日、李克強総理のアフリカ4カ国(エチオピア、ナイジェリア、アンゴラ、ケニア)およびアフリカ連合(AU)本部訪問に関するプレス・ブリーフィングを行い、外交部の張明副部長(次官)、商務部(省)の張向晨部長助理(商務次官補)が国内外記者からの質問に回答した。新華網が伝えた。
張明副部長がブリーフィングで述べた内容は以下の通り。
李総理の今回の訪問は、昨年の習近平主席のアフリカ訪問に続く、中国の主要指導者による重要なアフリカ訪問となる。李総理がアフリカを訪問するのは就任後初となる。今年は新中国初代総理の周恩来氏が初めてアフリカを訪れてからちょうど50年目にあたり、中国とアフリカの伝統的な友好を発揚し、双方の実務協力の水準を高め、中国・アフリカ新型戦略的パートナー関係を深め、世界の対アフリカ協力の内容を充実させ、発展させる上で重要な意義を持つ。
李総理は訪問期間中、アフリカの指導者、AU委員長と会談・会見を行い、共に関心を寄せる問題について幅広く意見を交換する。中国・アフリカ双方は、政治、経済貿易、文化、衛生、農業、人材育成などさまざまな分野にわたる60件あまりの協力文書に署名する。双方はさらに、訪問期間中に得られた重要な共通認識などを盛り込んだ共同声明を発表する。また、中国はAUとも共同声明および、貧困削減協力綱領の2文書を発表する予定。
エチオピアへの訪問期間中、李総理はハイレマリアム・デサレン首相と会談し、ムラトゥ・テショメ・ウィルトゥ大統領と会見する。