共同通信社の4月30日の報道によると、米国主催で6月より始まる一連の重要な海軍合同演習に、中国の4隻の艦艇が参加することになった。中国が同演習に軍艦を派遣するのは、これが初のことだ。
AP通信は、米海軍第3艦隊の報道官の話として、中国が病院船「和平方舟」、1隻の補給艦、1隻の護衛艦、1隻の駆逐艦を、2年に1度の環太平洋合同演習(リムパック)に参加させると伝えた。同演習はハワイ沖で実施される。
報道によると、この世界最大級の海軍合同演習は6月26日から8月1日にかけて実施される。中国は日本、韓国、インドを含む22カ国と共に参加する。同演習は1971年より始まり、2年毎にハワイで実施されている。
中国は昨年米国の招待を受け、2014年の同演習に参加することに同意した。中国は1998年の同演習に、観察員を派遣していた。
上述した報道官は、「和平方舟はその他の艦艇と共に医学交流に参加し、その他の3隻は海上封鎖行動の特別派遣部隊に加わる。島嶼地域にある4カ国のうち1国が、多国を侵略すると想定した訓練が実施される」と語った。
米国防総省は近年、中国人民解放軍との交流を拡大しており、両軍の相互信頼関係の構築、衝突発生のリスク低減を目指している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月4日