「2013年に起きた複数の暴力テロ事件に共通する特徴は、暴徒がいずれも過激な宗教分子で、事前に地下説法活動を行い、過激な宗教と暴力テロを内容とするビデオを見、宣伝し、過激な宗教思想を広めていたことだ」と例を挙げ、「宗教の浸透は現代中国のイデオロギーの安全にとって極めて大きな脅威となり、中国の国家安全を深刻に脅かしており、高度に警戒しなければならない」とした。
■国家安全委員会は国内外の両大局を統合的に計画
報告はまず「中央の会議と文書に基づき、中央国家安全委員会の基本的な性質と位置づけはすでに十分に明確化されている。すなわち国家安全の最高の意思決定機関であり、議事調整機関でもあり、最高の権威を持つ」と指摘。「国家安全委員会は国内外の安全の両大局を統合的に計画する」として、具体的機能として(1)国家安全戦略の策定と実施(2)国家安全分野の法治整備の推進(3)国家安全面の方針・政策の策定(4)国家安全上の重大な問題の研究と解決――を挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月7日