CICA、7つの見所を紹介

japanese.china.org.cn  |  2014-05-20

CICA、7つの見所を紹介。第4回アジア信頼醸成措置会議(CICA)が、20日から21日にかけて上海で開かれる。CICAはアジアの安全に着目した多国間フォーラムだ。同会議は、CICAの歴史の一里塚となる盛典と目されており、7つの見所に期待が寄せられている…

タグ:CICA 上海 安全保障

発信時間:2014-05-20 11:23:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第4回アジア信頼醸成措置会議(CICA)が、20日から21日にかけて上海で開かれる。CICAはアジアの安全に着目した多国間フォーラムだ。中国は創設時からの加盟国で、2014-2016年に初めて開催国になる。

最新の公式データによると、今回の同会議には46の国と国際機関の指導者・責任者・代表者が出席する。そのうち11人は国家元首で、1人は政府首脳となっている。また国連事務総長の潘基文氏を含む、国際機関の10人の責任者が出席する。

習近平国家主席が同会議を主宰し、基調演説を行い、プーチン大統領を含む複数の国家元首と会談を開く。

同会議は、CICAの歴史の一里塚となる盛典と目されており、7つの見所に期待が寄せられている。

・史上最高クラスの会議

CICAはアジアの各地域に開かれた、文明と地域を跨ぐ、最も多くの国を含むアジア安全フォーラムだ。CICAは16の加盟国でスタートしたが、現在は24の加盟国、13のオブザーバー国・国際機関に発展した。46の国と国際機関の指導者・責任者・代表者が同会議に出席し、史上最高クラスの会議となり、範囲をさらに拡大する。

・首脳会談を開催

中国は開催期間中、ロシアのプーチン大統領、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタムバエフ大統領、イランのロウハニ大統領を迎える。習主席は4カ国の元首と、それぞれ会談や調印式などの活動を実施する。習主席はさらにアフガニスタンのカルザイ大統領、カンボジアのフン・セン首相、国連の潘基文事務総長、その他の国家元首・政府首脳・国際機関の責任者と会談を開く。

習主席は彭麗媛夫人と20日夜、賓客をもてなす晩餐会を開き、文芸ショー「団結・調和のアジア―手を携えて明日に向かう」を鑑賞する。

 


 

・アジアの新しい安全観

アジアは世界で最も発展の活力と潜在力を持つ地域であるが、安全の脅威と動乱の「被災地」、「危険地帯」でもあり、古い問題と新たな課題が共存している。安全協力は現在、アジアの弱点となっている。中国は相互信頼・互恵・平等・協力を特徴とする新しい安全観を提唱し、共同安全・総合安全・協力の安全・持続可能な安全を共に提唱する。

・上海宣言、共通の夢を描く

CICAには多くの加盟国があり、各国の利益の協調を図ることは困難だ。しかしアジア諸国の多様性は、問題解決に取り組む各国に知恵の泉を提供する。同会議では「上海宣言」が発表され、加盟国の世界・地域情勢に対する共通した観点、CICAの未来の発展計画を示す。

・重要な外交の場

CICAは中国で開催される今年の「2大外交舞台」の一つ、中国の今年の外交の重要な場である。中国は先ほど、開催国として同会議で優勢を発揮し、中国の主張を出し、アジアの知恵を集めると約束した。もう一つの中国で開催される重要な「外交舞台」は、11月に北京で開かれるAPECだ。

 


 

・伝統的な安全、非伝統的な安全

カザフスタンのナザルバエフ大統領は当時、伝統的な安全問題に向けCICAを創設すると表明したが、非伝統的な安全問題がアジアで拡散を続けている。同会議はテロ防止、国を跨ぐ犯罪、麻薬製造・密売などの面で、アジアの実務的な協力を推進する。

・アジアモデルでウィンウィンを実現

アジアの事業はアジアによって主宰されるべきで、アジアの安全はアジア諸国自身による協力のみによって実現されるべきだ。アジアは、アジア諸国が生活を送る場だ。アジアの多様性は、アジア諸国の生命力と持続可能な発展を維持する文化的な蓄積だ。CICAは地域の優勢を発揮し、安全協力枠組みを構築する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月20日

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