ウルムチの市街地の市場で昨日、深刻なテロ事件が発生し、31人の死亡者と94人の負傷者を出した。これはテロリストが近年中国で起こした、最も血なまぐさい事件の一つだ。「環球時報」が伝えた。
事件発生後、習近平国家主席は迅速な捜査・解決により、テロリストを厳罰に処するよう求めた。テロリストは22日、車で人をひきながら爆弾を投げ、世界から批判を浴びた。ロシアのプーチン大統領は慰問の公電を送り、この血なまぐさい犯罪行為を厳しく批判し、中国のテロ対策を強く支持した。インド、オーストラリア、パキスタン、ハンガリー、上海協力機構などは22日にテロリストを批判し、中国の死傷者と家族を気遣った。ロンドン・イブニング・スタンダード紙は、テロリストの行為は「虐殺」だと批判した。
環球時報が昨日得た情報によると、今回のテロ事件の5人の容疑者は自爆死しており、仲間がいたかについては現在調査が進められている。22日のテロ事件発生前、新疆裁判所は39人のテロ事件の被告に判決を下した。4月30日には、ウルムチ南駅でテロ事件が発生し、3人が死亡し79人が負傷した。
ドイツ人学者のホルトマン氏は昨日、環球時報のインタビューに応じた際に、「テロリストに恐れをなす民族はおらず、テロリストは必ず失敗者になる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月23日