国務院新聞弁公室は26日に「2013年中国人権事業の進展」白書を発表した。白書によると、中国はすでに世界最大規模の社会保障システムをおおよそ確立し、都市・農村住民、特に貧困層は今まで以上に基本的な生活が保障され、生活に尊厳がもたらされた。人民網が伝えた。
白書の大まかな内容は次の通り。
2013年、中華民族の偉大な復興を目指す中国の夢の実現の途上において、中国人権事業は新しい展開を見せた。この一年、中国共産党と中国政府は国内の実情からスタートし、社会の公平正義の促進と国民の福祉の増進とを出発点かつ立脚点とし、全面的に改革を深化させ、経済、社会、文化の各事業の発展を推進し、国民の平等な参与、平等な発展の権利を保証し、発展がより公平な利益を国民全体にもたらすよう努力し続けてきた。中国の発展や進歩により、1人1人の中国人が自己を成長させ、社会に貢献する機会を得、素晴らしい人生や夢を実現するチャンスを得た。中国の人権事業は今まさにより高い目標へと突き進んでいる。
2013年、中国人権事業は以下の分野で人々に注目される成果をあげた。
▽国民生活の水準は緩やかに上昇し、都市・農村住民の衣食住の条件は絶え間なく改善され、基本的な公共サービスの均等化へより一歩近づき、国民の生存権や発展権はより保障された。
▽世界最大規模の社会保障システムの大枠が完成し、都市・農村住民、特に貧困層は今まで以上に基本的な生活が保障され、生活に尊厳がもたらされた。
▽民主法制の確立がより強化され、初めて都市・農村部の同一人口比率に基づいた全国人民代表大会代表選挙が行われた。
▽権力の抑制が強化され、汚職や腐敗は厳罰に処され、清廉潔白な政治に向けて重要な一歩を踏み出した。
▽熟議民主制が引き続き推進され、末端組織の直接民主制が健全に発展し、公民の法に基づく民主的権利の実現方式が多様化し、国の政治や生活の民主化の水準はより高まった。
▽国家の管理システムや管理能力の近代化は新しい展開を見せ、権力はより規範的に運用され、政務の情報はより公開され、大衆の言論の自由の権利も保障された。