中国外務省の秦剛報道官は5月31日北京での記者会見で、日本の安倍晋三首相の言論について、「日本側が歴史を正視し、事実を尊重し、もめごとを引き起こすような言動を止め、実際な行動で地域の平和と安定に有利なことを行ってほしい」と呼びかけました。
日本の安倍首相が5月30日、シンガポールで開かれた第13回アジア安全保障会議(シャングリラ対話)の基調演説で、「既成事実を積み重ね、現状の変化を固定しようとする動きは、強い非難の対象とならざるを得ない」と述べました。これについて、秦報道官は「日本の指導者は最近、頻繁に他国を暗に批判している。実際には、最近の軍事安全分野での行動について日本側が国際社会に説明するとともに、隣国との領土や海洋の権益紛争を処理する際は、国際法や国際関係の基本準則を切実に遵守しなければならない」と話しました。
「中国国際放送局日本語版」2014年6月1日