日本海上自衛隊は3日、イージス艦「きりしま」、ヘリ空母「いせ」、P-3C哨戒機3機を、米海軍主宰の環太平洋合同演習(リムパック2014)に派遣することを発表した。
共同通信社は3日、「今年のリムパックは6月26日にから8月1日にかけて、ハワイ沖と米西海岸の海域で実施され、海上自衛隊の約740人が参加する」と報じた。リムパックは1971年に初めて実施され、今年で24回目となる。海上自衛隊は1980年に初参加した際に、「集団的自衛権の行使」を前提としていたため、国会で物議を醸した。
日本海上自衛隊は台風発生後の人道的な災害救助の訓練で、初めて各国の部隊の指揮を担当する。日本陸上自衛隊も3日、離島防衛部隊「西部方面普通科連隊」が初めて約40人を派遣し、海兵隊とヘリ・高速艇を使った上陸訓練を実施することを発表した。
中国は今年初めてリムパックに参加し、参加国が過去最多の23カ国に達する。中国海軍と海上自衛隊には、合同訓練の計画がない。河野克俊海上幕僚長は、3日に開かれた記者会見で、「中国との二国間関係には進展がないが、中国が多国籍枠組み内に加入することを歓迎する」と述べた。
星条旗新聞は、「中国海軍は初めて病院船の和平方舟、1隻の補給艦、1隻の護衛艦、1隻の駆逐艦を今年のリムパックに派遣する」と報じていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月4日