アラブ連盟のアラビ事務総長は5日、中国・アラブ諸国協力フォーラム第6回閣僚級会議後の共同記者会見で次のように述べた。中国・アラブ諸国協力フォーラム発足10周年を迎え、我々が開催した会議は成功し、双方の協力は各分野において大きな進展を遂げた。アラブ連盟の事務総長として、大変、誇りに思う。
アラビ事務総長は次のように述べた。今日の閣僚級会議で双方の関係がより一層、飛躍し、すべてのアラブ諸国は、中国は一貫して正義を主張してきた大国であり、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国のうち、アラブ諸国の正義の事業を終始、支持してきた大国で、第三世界の発展途上国を支持してきた唯一の大国でもあると認識している。中国経済の飛躍的な発展は全世界を震撼させた。今日、習近平国家主席が提示した「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀の海上シルクロードの略称)を共同建設する重要な提議は、中国が自国の発展によって発展途上国への支援を希望していることを示している。また、中国が現在西に向いて開放を行われ、シルクロードを通じて、アラブ諸国と文化及び経済貿易交流を行うことを示している。我々は今日の会議でアラブ諸国と中国との協力に関する多くの共通認識を得たが、それらは各分野に関連する。我々は衛生、砂漠化対策などの協力協議書に調印し、これらの2つの分野はいずれもアラブ諸国が非常に関心を寄せている課題だ。アラブ諸国には砂漠が多く、水資源と農地は比較的少ないため、アラブ諸国は中国側の関係方面の経験から得ることが多いに違いない。中国は一貫して第三世界諸国の人道主義的な情勢に非常に注目し、第三世界諸国を終始、支持し、実際の行動で自国が第三世界諸国が信頼できる友人であることを証明した。我々は中国との関係に賞賛し、この関係をより一層、発展させることを希望している。また、この会議が双方の関係をさらに発展させるかけ橋になることを希望している。まさに王毅部長が閉幕式で述べたように、我々はウィンウィンを達成しなければならない。
アラビ事務総長は、ヨルダン通信社の記者からすべてのアラブ諸国は「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀の海上シルクロードの略称)建設から利益を得ることができるのか、という質問に次のように回答した。習近平国家主席が提示した「一帯一路」の提議は非常に重要だ。中国は長期的に一貫して相互尊重と平等を前提に、第三世界諸国に無償の援助を提供し、終始、自国の承諾を守ってきた。多くの第三世界諸国と中国が現在、協力と対話を展開しているのは、彼らが中国との協力が自国に利益をもたらし、双方に利益をもたらすことを理解しているためだ。したがって、我々は中国と「一帯一路」の協力を展開することで、すべてのアラブ諸国に利益をもたらすことができ、この関係は互利・ウィンウィンなのだ。中国がアフリカで行ったすべてのことは中国が一貫して公平、正義を支持し、承諾を履行するための真の願いと十分な信頼性があることを立証している。中国側はアラブ諸国と、エネルギー、原子力エネルギー、人員研修などの新分野で協力を行う意向を提示している。アラブ諸国は上記分野からメリットを得られる部分を探すことができる。我々は中国と戦略的な協力関係を確立することを望んでいる。
「新華網日本語版」2014年6月7日