外交部(外務省)の華春瑩報道官は10日の定例記者会見で「中国側はすでに繰り返し立場を表明してきた。ベトナム側の申し立てによるいわゆる『国際仲裁』は受け入れられない」と強調した。
――中国側が「海底油田掘削装置『981』:ベトナムの挑発と中国の立場」と題する文書を国連に提出した目的は何か。中国側は国際仲裁などを通じた問題の解決を検討するか。
すでに昨日私は質問を受けて、立場文書発表に関する中国側の考えを説明した。中国側はすでに繰り返しベトナム側に厳正な申し入れを行い、中国側の作業に対するいかなる形の妨害も停止して、全ての船舶と人員を現場から引き上げるよう要求した。だがベトナム側は少しも自制せず、さらにひどくなり、現場での妨害・破壊活動を強化するとともに、国際的な場で公然とデマを飛ばして中傷し、不当にも中国の顔に泥を塗り、中国を攻撃し、国連を含む国際機関に事実を歪曲した文書を配布している。こうした状況の中、われわれは国際社会に対して事実を明らかにし、真相に戻す必要がある。
中国側はすでに繰り返し立場を表明してきた。ベトナム側の申し立てによるいわゆる『国際仲裁』は受け入れられない。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月11日