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japanese.china.org.cn | 19. 06. 2014 |
――香港特別行政区が大陸部と教育、科学技術、文化などの分野における交流・協力を強めるようサポートする。香港と大陸部の大学が地域にまたがって学生を募集することをサポートし、香港と大陸部の大学が共同で学校を運営することをサポートし、両地域の教師、学生間の交流・協力をサポートしている。香港の大学、科学研究機関、香港サイエンスパークなどが国家重点実験室のパートナー実験室、国家工程技術研究センターの香港センター、国家ハイテク産業化基地を設立することをサポートしている。香港の大学が深圳に研究院を設置することをサポートし、香港の科学技術者や科学技術機関が国家科学技術研究開発プロジェクトを申請し、国の重大科学技術プロジェクトの香港への開放を推進することをサポートしている。2005年に大陸部と香港は『大陸部と香港特別行政区の文化関係緊密化協定』に調印し、文化遺産の保存育成、文化産業の発展と交流などの面で全面的な協力を展開している。中央政府のサポートのもと、香港、澳門(マカオ)と広東省は共同で粤劇(えつげき)をユネスコの「世界無形文化遺産代表作リスト」に登録申請し、認定された。中央政府のサポートのもと、香港サイゴン地質公園もユネスコ認定の世界地質公園として申請し認定された。香港と大陸部が映画を共同制作することをサポートし、CEPA調印以来、香港と大陸部は合わせて322本の映画を共同制作したが、それは大陸部が海外と共同制作した映画総数の70%を占めた。両地域がスポーツ人材の交流、育成、トレーニングなどの面で協力を進めることをサポートし、香港のスポーツ選手を全国スポーツ大会などの競技大会に招待している。香港と大陸部が中国医学・薬学の発展、医療衛生管理、感染症発生状況の通報と予防・治療、および突発的公共衛生事件の通報と緊急協力などの面でも突っ込んだ交流・協力を展開するようサポートしている。
――香港特別行政区政府が中央政府の関係部門との交流・協力の仕組みを確立することをサポートする。香港特別行政区政府は中央政府の関係部門と異なるレベル、異なる分野での交流・協力の仕組みを確立し、関連作業を協調、推進している。たとえば、CEPA連合指導委員会を設立し、CEPAの実行を監督し、実行過程で現れた問題を解決し、CEPAの内容の補充や改訂などの立案を行う。また、出入境管理、税関、検査・検疫、金融、公共衛生、観光などの分野で協力の仕組みを確立し、互いに状況を交流し、突発的事件を共同で処理し、不法行為を取り締まるなどする。ほかにも、深圳の前海深港現代サービス業協力区、広州南沙新区、珠海横琴新区の開発・建設に対する指導、協調、サービスを強化するため、中央政府は広東省の前海・南沙・横琴の建設を促進する部門間連合会議制度を確立し、香港特別行政区はメンバー部門の一つとなっている。これらの仕組みは香港と大陸部の互恵協力、双方が関心を持つ地域の発展とガバナンスの問題を処理する上で積極的な役割を発揮している。
(四)香港の基本的生活物資の安全かつ安定した供給を確保する
自然環境の制約から、香港が必要とする淡水、野菜、食肉類などの基本的生活物資は主に大陸部から供給されている。1960年代の初めに国が香港に生鮮冷凍食品を供給する「3本の貨物急行列車」を開通させ、また「東深供水プロジェクト」(東江・深圳供水プロジェクト、香港に供水する大型プロジェクト)を建設して以来 、中央政府と関係地方は全力で香港への食品、農産物・副産物、水、電力、天然ガスなどの供給を保障してきた。2013年末現在、香港市場の生きたブタの95%、生きた牛の100%、生きたニワトリの33%、淡水魚介類製品の100%、野菜の90%、小麦粉の70%以上は大陸部から供給され、香港へ供給する食品の合格率はずっと比較的高いレベルを保っている。2013年、広東省は香港と新たに改訂した協定によって香港に6億600万立方メートルの淡水を供給した。1994年から、大亜湾原子力発電所が香港に送電し始め、毎年の電力供給量は香港全体の電力消費総量の4分の1を占めている。2013年、大陸部は香港に25億3100万立方メートルの天然ガスを供給した。
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