第3回世界平和フォーラムが21日、北京市にある清華大学で開幕した。楊潔チ国務委員が開幕式に出席し、基調講演を行った。
楊国務委員によると、よりよいアジアを建設するには、地域の安全と協力に向けて新たな構想を切り開き、新たな方法を模索し、新たな措置を打ち出すことが必要だ。習近平国家主席はさきにアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の第4回首脳会議で、共通の、総合的で協調的、かつ持続可能なアジアの安全保障観を提唱。これによりアジア各国の共通認識が結集され、安全保障協力の理念が豊かに発展し、アジアと世界の安全保障協力にエネルギーがもたらされて、地域各国の相互信頼と協力の増進、アジア地域はもとより世界の恒久平和と共同発展の実現にとって、重大な意義をもち、深い影響を与えることになった。
また楊国務委員は次のように強調した。中国はアジアの安全保障観を履行し、発展の道をぶれずに歩んでいく。中国は「平和共存五原則」を土台として世界各国との友情や協力を深め、シルクロードの精神を発揚し、平和的な方法で国家間の隔たりや紛争を解決し、地域の関心を集める問題の解決に向けて建設的な役割を発揮するとの方針を堅持する。中国はアジアと世界の平和・発展を促進する揺るぎないパワーであり続けている。各国とともに、アジアと世界の恒久平和と共同繁栄に向けて引き続きより大きな貢献をしていきたい考えだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月22日