四 中国初のスペースシャトル、今年初飛行へ
中国初の「スペースシャトル」の遠征1号が、今年初飛行する。遠征1号は未来の月・火星探査などの深宇宙探査の任務に使用され、軌道転移、宇宙ゴミの処理などの任務を遂行する。また新材料、新技術検証などの空間実験などで、重要な効果を発揮する。
この「スペースシャトル」には、主に4つの特徴がある。
・打ち上げ用ロケットと宇宙船の技術的特徴を兼ね備える。ロケットもしくは重複使用が可能な輸送ツールの上に位置し、自らの動力により宇宙船を輸送しながら飛行できる。
・複数回の点火が可能。ロケットにより宇宙に発射されると、スペースシャトルは複数回の点火により、異なる発射任務の需要を満たすことができる。
・長い作業時間。打ち上げ用ロケットの作業時間を上回り、数時間・数日・数十日に達する。
・異なる「乗客」を、異なる目的地に送り届けられる。