中国西蔵(チベット)発展フォーラム2014(中国国務院新聞弁公室・西蔵自治区人民政府主催)が12、13日にラサで行われた。中国、米国、ギリシャ、英国、インド、ネパールなど33の国・地域の政府、議会、政党、メディア、研究機関、および中国の関係各方面から100人近くの来賓が出席した。西蔵で初めて開催された、西蔵の発展をテーマとする大型総合国際会議だ。
国内外の来賓はインフラ整備、伝統文化の保護、西蔵医学、環境保全、観光業の発展、対外交流など各分野で西蔵の将来の発展について提言を行い、西蔵の将来の発展について「ラサ・コンセンサス」をまとめた。
■史上最良の発展期
来賓は「西蔵の発展のチャンスと選択」をテーマ、「西蔵の持続可能な発展の道」「西蔵文化の継承と保護」「西蔵の環境保護」を議題に熱気ある議論と深い交流を行い、友好的で率直、誠意ある雰囲気の中、客観的で的を射た、建設的な意見を述べた。
すでに3回目の西蔵訪問となるインド紙「ザ・ヒンドゥー」グループのラム会長は「西蔵自治区は社会主義制度下で急速かつ持続可能な発展を経験し、その成果は地域の300万人に及んでいる。現在、西蔵の経済発展は上昇期にある。西蔵経済は20年連続で2けたの高度成長を維持し、西蔵は著しく変化した。西蔵はすでに中国政府の言う『飛躍的発展』に入っており、世界と隔絶した状態はとうに終った」と指摘した。
コスタリカ紙「La República」の副社長、オーストリア・ウィーン大学孔子学院のRichard Trappl(中国名・李夏徳)院長ら専門家、学者、政界要人は、民主改革以来の西蔵の多大な変化について、中国政府が西蔵の人々にもたらした幸福として評価。ペルー国会ペルー・中国友好グループのトップを務めるマリア・コルデロ氏は「中国政府が引き続き西蔵の発展を促し、環境改善だけでなく、科学技術水準を高め、社会・経済発展を促し、西蔵の人々の生活水準を高め続けることを確信している」と表明した。
西蔵自治区のロサン・ジャムカン主席は「現在西蔵の経済発展、社会調和、民族団結、人々の幸福は歴史上最良の発展期にある」と述べた。