「平和の使命2014」の5大特徴

「平和の使命2014」の5大特徴。 上海協力機構対テロ合同軍事演習「平和の使命2014」の総監督を務める中国人民解放軍の王寧副参謀総長は18日の取材に、今回の合同演習の5大特徴として以下を挙げた…

タグ: 平和の使命 演習 参謀長

発信時間: 2014-08-19 16:10:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海協力機構対テロ合同軍事演習「平和の使命2014」の総監督を務める中国人民解放軍の王寧副参謀総長は18日の取材に、今回の合同演習の5大特徴として以下を挙げた。

■政治的影響力の大きさ

今回の合同演習は「親、誠、恵、容」という外交理念および「1ロード、1ベルト」という戦略発展構想を十分に体現する観点から計画、設計され、上海協力機構の深い相互信頼と実務協力の推進において積極的な事をし、実際の成果を上げることに努力する。特に初めて全過程を中国で実施し、6カ国参謀総長会議と軍楽祭を同時に組織し、上海協力機構の協力・交流の最新の成果を国際社会に示す。各加盟国の善隣・相互信頼の強化、地域の安全・安定の維持、公正で理にかなった国際政治の新秩序の構築推進にとって、重大かつ計り知れない政治的影響力を持つ。

■ハイレベル

今回の演習では、6カ国の参謀総長が朱日和訓練基地で実兵演習を視察、指導するほか、演習終了式に出席し、参加部隊を観閲する。また、上海協力機構事務局、地域対テロ機構、5つのオブザーバー国(イラン、パキスタン、アフガニスタン、モンゴル、インド)、3つの対話パートナー国(スリランカ、ベラルーシ、トルコ)、および60数カ国の中国駐在武官団も実兵演習を見学する。

今回の演習では参加5カ国が副参謀総長または軍区指揮官を派遣して合同監督部を設置する。また、中国側が初めて総監督を務め、全過程を計画・組織する。これは各国が強く重視していることを十分に示すものであり、演習はさらに高い基準を求められてもいる。

■参加兵力の多さ

5カ国の参加兵力は計7000人余りで、陸軍、空軍、特殊作戦、空挺、電子対抗および戦略偵察、測量・ナビゲーション、気象・水文など各種部隊・分隊が中心で、早期警戒機、戦闘機、輸送機、ヘリコプター、無人機、および戦車、歩兵戦闘車、装甲車、火砲、対空ミサイルなど新型武器・装備を使用する。上海協力機構のこれまでの合同演習で、兵力・装備が最多、新型作戦部隊が最多だ。

■演習課題の新しさ

今回の演習は対テロ合同戦役の準備と実施を押さえ、多国間合同決定、合同行動を組織し、合同組織・指揮、兵力混合編成合同演習を深化する組織・訓練方法を研究し、戦略戦役体系支援、精兵合同作戦の運用モデルの構築を模索し、正規作戦と非正規作戦の結合した行動様式の設計を革新し、情報主導の合同作戦、精確な作戦、非対称作戦という特徴的要請の体現に尽力する。

■実戦化水準の高さ

今回の演習は戦略協議、戦役計画、実兵演習という流れに沿って実施。演習背景と監督設定は対テロ作戦任務の特徴を体現。戦役準備演習は情報システムに基づくことを重視し、データと作戦試験評価を用い、数量化分析、精確な計画、精緻な協同を堅持する。戦役実施演習は合同作戦実験場を拠点に、全過程で対テロ作戦の要請に照らして実兵実弾検証を組織し、陣地目標を表示せず、彩色旗を挿さず、爆破点を設けず、現地の背景と似た隠れた標的を設け、部隊が戦場の環境を真に感知し、実戦能力を高めるようにする。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年8月19日

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