海洋の流動性と連結性により、海洋発展が陸地の発展より開放的かつ包括的になっている。いかなる国の海洋開発・利用にも、「一人勝ち」はあり得ない。ウィンウィンの実務的な協力の強化によって、初めて海上発展のチャンスを育むことができる。中国は海洋強国建設の中で、自国の努力により海洋資源の開発、海洋経済の発展、海洋科学技術の革新、海洋生態文明の建設の力と水準を高めている。中国はまた、海上協力・共同開発への注目と投資を強め、条件を備えたプロジェクトから着手し、周辺諸国と漁業、科学調査、観光、石油・ガスなどの合意を目指していく。
世界海洋大国の後発者である中国は、海洋学の理論の研究と国際交流を強化し、海洋学の法律・技術専門家を育成し、公海の秩序維持、海底調査・開発、北極・南極の利用といった国際事業に積極的に参与しており、大陸棚限界委員会、国際海洋法裁判所、北極理事会などの重要な国際組織の中で大きな役割を果たしている。これらの積極的な取り組みは、中国の海上のソフトパワーを強化し、世界により多くの海上公共商品を提供する。
中国は海洋強国に向かい着実に前進している。謂れなき批判、横槍を入れる陰謀に対して、中国は自国の戦略的意志を実質的な行動に移す十分な理性と落ち着きを持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年8月26日