程国平外交副部長(外務次官)は9日の国内外プレス向けブリーフィングで、習近平国家主席の上海協力機構首脳会議出席について次のように説明した。中国新聞網が伝えた。
現在国際・地域情勢には複雑で深い変化が生じている。上海協力機構地域は安全保障上の試練が増加しており、加盟国は上海協力機構の平和維持、共同発展に高い期待を寄せている。従って今回の首脳会議は新たな情勢下で上海協力機構が脅威や試練にいかに対処するかを明確化する重要な課題を担っており、安全保障・実務協力を一段と深化するための具体的措置を打ち出す。これは加盟国が連携して地域の安定を維持し、共同発展を促進するうえで重要な意義を持つ。
今回の首脳会議の主要議事日程は(1)さらなる上海協力機構の取り組みの整備、加盟国の長期善隣友好の発展、地域の安全の維持、経済協力の促進について話し合う(2)重大な国際・地域問題について意見交換(3)オブザーバー国、対話パートナーとの相互協力を完全なものにする(4)2014~15年の議長国の決定(5)ドゥシャンベ宣言の発表、加盟国拡大の法的文書を含む一連の文書を決議の形で承認、第2次大戦ならびに反ファシズム戦争勝利70周年記念に関する決議の採択――。また、上海協力機構政府間国際道路運輸円滑化協定も調印される見通しだ。
習主席はロシアのプーチン大統領など国家指導者と二国間、多国間会談も行い、二国間関係、上海協力機構の今後の発展および重大な問題について各国首脳と踏み込んで意見交換するとともに、中国側の見解や提案を示す。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月10日