中国の王毅外交部長は24日、国連安保理の対テロ総会で、「テロリズムによる新しい脅威への対応は世界の未来に関わることである」と発言した。
王部長は、テロリストは基本的な人権を無視し、人類文明の最も基本的なことを破り、人類の敵であるとした。また、13年前に「アルカイダ」がニューヨークで起こした世界を震撼させた同時多発テロ事件と昨年末以降の「東トルキスタン」テロ組織は、中国でテロ事件を煽り、計画し、実施し、それにより多くの死傷者が出たことを振り返った。
そのほか、王部長は次のように話した。現在、テロリズムが「復活」していることを国際社会は注目し、警戒しなければならない。中東地域の衝突で世界各地のテロリストと過激派が動いている。それらの人が自国に戻れば、各国、地域ひいては世界の安全と安定が大いに脅かされる。SNSは、テロ組織が人々を煽り、テロ事件の実行を計画し、テロリストを募集する場になっている。情報化時代では、過激思想の影響を受けやすく、テロリズムに惑わされる青少年もいる。テロ組織と過激思想は我々と青少年を奪い合っており、これは世界の未来に関わる戦いである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月25日