香港紙『南華早報』は10月8日、中国国務院新聞弁公室主任の蔡名照氏の記事「習近平氏の談話、世界に現代中国をより良く理解する機会を提供」を掲載した。内容は下記の通り。
中国の最高指導者に就任してから2年未満の間に、習近平国家主席は国家を改革開放と現代化建設の新たな道に導いた。
習主席の80編弱の文章を収めた『習近平国政運営を語る』(原題:『習近平談治国理政』)が、英語を含む多くの言語で翻訳出版された。本書は中国が直面している重大な問題について全面的・系統的に回答し、国際社会に中国を理解する独特な機会を提供した。
本書は中国の事のみならず、世界全体についても論じている。本書を読むことで、読者は中国の新指導部の方針と戦略を明確に理解し、中国で生じている大きな変化を感じ、中国人の夢と理想を理解し始めることだろう。
外国の読者は中国人がどこから来てどこに向かうのか、これらのすべてが自分たちにとって何を意味しているのかという問題について理解できる。これはより重要な事だ。
習主席は就任当初より、中国の特色ある社会主義の道は、「中国の発展と安定が必ず通過する道」と指摘し、この道は容易に得られるものではないと認めた。
中国の経済規模は今日、世界2位に躍進した。中国は依然として世界最大の発展途上国であり、1人当たりの国内総生産は世界で約80位ほどとなっている。これは発展の中に不均等、不調和、持続不可能の問題が存在することを示している。