三、随員。APEC会議は非公開会議で、首脳らのすぐ後ろに随員が座ることはできない。では緊急の場合はどうするのだろう。首脳らの座席の左前方には青と赤2つの七宝焼風のケースがある。それに対応した『腕時計』が2つあり、2つの『腕時計』はそれぞれ近くに待機しているアシスタントや高官が身につけ、首脳らがケースを押した場合、すぐ会場に駆けつける。
雁栖湖国際会議センターの2階は非公式首脳会議の11日午前中の会議場となり「集賢庁」と呼ばれている。会場では首脳の椅子や赤いカバーと座布団、筆立て、七宝焼模様のペンなど中国特有のものが多くある。
APECの精神は、相違を認めたうえで、合意を探ることだ。各参加国・地域は多様性を認めたうえで、自由意志で一致して共通の戦略目標を定める。
「CRI」より2014年11月11日