CM-708UNA潜水艦発射ミサイル
国産対艦ミサイルのC602
この「CM-708UNA潜水艦発射ミサイル」の役割は「海上の中・大型艦船のターゲットの攻撃」で、今年の新たな海上防衛マップで敵空母攻撃の主力ミサイルとなった。国産対艦ミサイルのC602、C705、C802Aは、空母打撃群のその他の艦艇を攻撃する重要な武器になった。香港紙『大公報』が伝えた。
「より遠距離の攻撃、より持久的な作戦」は、近年の国産武器装備の発展の傾向になっている。中国航天科工集団は2010年に開かれた第8回中国国際航空宇宙博覧会(珠海エアショー)で、初めて海上防衛マップを発表した。そのうち、対空母作戦システムが話題となった。このマップで空母攻撃用とされたC602、C705、C802Aという3種のミサイルは、軍事マニアによって「空母攻撃の三銃士」と称された。同社の研究員である殷立新氏はその後、「対空母作戦システムはまだ、一つの概念に過ぎない」と説明した。しかし中国はエアショーで初めて、武器を使い空母を攻撃する方法を示した。
それから4年後、「アップグレード版」の国産対空母作戦システムが第10回珠海エアショーに登場した。しかし同社が今年発表した新たな海上防衛マップは、規模と距離のいずれの面から見ても「低姿勢」だった。新たなマップは空母打撃群を攻撃目標とし、遠距離・近距離海上防衛システムの二つの部分に分かれていた。
海上防衛マップを見ると、遠距離海上防衛システムのうち、指揮センターは高空を飛行する哨戒機などを利用し情報支援を提供し、長距離無人機WJ-600が偵察と作戦効果の評価を担当する。C602・C705・C802A・CM-708UNAの4種のミサイルを使用し、地上・空中・水面から同時に敵の空母打撃群に攻撃を仕掛ける。
そのうち地上の「陸地火力ユニット」はC602を発射し、空母打撃群の巡洋艦もしくは駆逐艦に遠距離攻撃を仕掛ける。空中の「空中火力ユニット」、水面の「艦艇火力ユニット」は、戦闘機・巡洋艦・駆逐艦からC602・C705・C802Aを一斉に発射し、空母打撃群のその他の艦艇に近距離攻撃を仕掛ける。それから水面には「潜水艦火力ユニット」があり、潜水艦からCM-708UNAを発射し敵空母を直接攻撃する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月19日