英王室の関係者は27日、ウィリアム王子が来年の早い段階で中国と日本を訪問することを発表した。ケンジントン宮殿の関係者によると、ウィリアム王子は両国でそれぞれ3日ほど滞在する。訪問は2月末を予定。キャサリン妃は妊娠中のため、王子に付き添う予定はない。BBCが11月27日に伝えた。
ケンジントン宮殿の関係者は、「ウィリアム王子のアジア歴訪は、日本から開始される。王子は貿易関係と文化交流を促し、野生動物の違法取引を防止する活動を行う」と述べた。
ウィリアム王子は中国で、上海、北京、その他の都市を訪れる。BBCの記者、ピーター・ハント氏は、ウィリアム王子の訪中は最も意義深い外遊日程になると述べた。
李克強総理は今年6月に訪英し、エリザベス女王と会談した際に、英王室が中国を見ることで、両国関係の発展、国民間の友好の促進に向け積極的な力を発揮することを歓迎した。
ウィリアム王子は9月、劉暁明駐英国大使と会談した際に、「中国は悠久な歴史と伝統ある文明を持つ偉大な国だ。現代中国の高度発展は世界に注目されている。近い将来、中国を訪れたい」と述べた。
エリザベス女王は1986年に中国を訪問し、初めて中国を国事訪問した英国の君主になった。その後長年に渡り、英王室は訪中日程を組まなかった。2004年以降、エリザベス女王の次男のアンドルー王子がたびたび訪中しているが、英国の国際貿易・投資特別代表としての訪問だった。
英国は王室という象徴の影響力を使い、外交関係を発展させることを重視している。ウィリアム夫妻は今年4月にオーストラリアとニュージーランドを訪問し、大きな成果を手にした。ウィリアム王子と息子のジョージくんは、現地で大歓迎された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年11月28日