読売新聞は、「30日午前、中国の巡視船3隻が相次いで釣魚島の『領海』で巡航し、2時間後に離れた。中国の巡視船が2014年に釣魚島の領海に『侵入』したのは、これで32回目となった」と報じた。華春瑩報道官は30日の定例記者会見で、「釣魚島及びその付属島嶼は中国固有の領土だ。中国の巡視船による釣魚島の領海内での巡航は、法に基づき主権を行使する公務的行為だ」と述べた。
時事通信社は30日、中国公式メディアの報道を引用し、「国家海洋情報センターが釣魚島の特別サイトを正式に開設した。サイトには中国政府の基本的な立場のほか、釣魚島の領有権を主張するための史料や地図などが掲載されている。同サイトは英語版や日本語版なども開設している。2012年9月に日本政府が釣魚島を国有化すると、中国政府・メディア・研究機関は釣魚島問題の宣伝を強化した。今回のサイト開設にも、宣伝を強化し日本をけん制する狙いがあるとみられる」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年12月31日