常州市人民政府は1月31日、微博(ウェイボー)上で、同市の某ケーブル企業が2隻目の空母関連の落札企業となったことを明らかにした。軍事専門家の曹衛東氏は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューで「将来的に中国は空母4隻を保有し、交互に任務を遂行すべきだ。排水量は6万トンから8万トンが適切で、米国のように10万トン、さらにはそれ以上の大型空母を建造する必要はない」との見解を示した。
1月31日午前、常州市人民政府新聞弁公室の公式微博アカウントは、今年の同市の工業の注目点を紹介する中で、同市の某ケーブル企業が2隻目の空母関連の落札企業となったことに言及した。同日の夕刊紙・常州晩報も同様の内容を掲載した。だが2月1日に微博を見ると、すでに上記記述は削除されており、常州晩報電子版の空母関連の紙面も閲覧できなくなっていた。
中国の軍事力の発展、特に空母建造に対して一貫して極めて敏感な外国メディアはこの情報に引きつけられ、2隻目の空母に関する情報を初めて政府機関が明確にしたものと解釈した。実際には、現在までに中国国防部(国防省)、中国海軍などはこの情報に対していかなる反応もコメントもしていない。
現時点で中国唯一の空母「遼寧」は2012年9月に就役した後、一連の科学研究・試験と訓練活動を行い、重大な突破口を開いた。2013年5月に中国海軍は初の艦載航空兵部隊を正式に創設し、同年末に空母艦隊の初の統合訓練を完了した。2014年に遼寧は大連で4カ月間の大規模な改修を行った。