地域協力、どのような発展のチャンスをもたらすか?
中央経済工作会議は先ほど、2015年の地域経済発展のルートマップを確定し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)、北京・天津・河北省の共同発展、長江経済ベルトの建設を重点的に推進するとした。各地の両会も上述した3つのキーワードを巡り、積極的に国家戦略と足並みを揃えようとしている。「地域共同発展」は、社会の各界が注目する焦点になっている。これは国家と各地にどのような発展のチャンスをもたらすのだろうか?全国両会で、この問題は注目を集める話題になることだろう。
汚職撲滅、今後の動向は?
「全面的かつ厳格な党治」の角笛が吹き鳴らされた。2015年にいかにクリーンな党の建設と汚職撲滅の戦いを推進するか。他にどのような汚職の「大物」が摘発されるか。いかに制度によって権力を管理し、汚職に手を染めようと思わない、手を染めることができない、手を染めたくても怖くてできないという効果的なメカニズムを形成し、気風の建設の常態化・長期化を進めるべきか。人々はこれらの問題に期待を寄せている。
公正な司法、冤罪・誤審はなくなるか?
巡回裁判所の設立、法執行の審査基準の整理、司法公開の推進など、このほど法治に関するニュースが相次いで報じられている。法治は近年、社会の各界が頻繁かつ熱心に議論するキーワードになっている。
中国共産党第18期中央委員会第4回全体会議は、「法に基づく国家統治の全面的な推進」を専門的に取り扱い、科学的な立法、厳格な法執行、公正な司法、全国民の法遵守など、全面的・系統的・科学的な手配を行った。これは人々の合法的な権益を着実に保障し、人々がすべての案件において公平・正義を実感できるようにするためだ。国家統治の全面的な推進で、今後どのような新しい措置・見所が示されるだろうか?最高人民法院、最高人民検察院の報告書は必読だ。
立法法の修訂、「紅頭文書」の濫用を防止できるか?
立法法は立法体制、立法活動の規範化に関する基本法だ。第12期全人代第3回会議では立法法修訂の草案に関する報告と審議が行われた。立法法の修訂に関する草案はすでに「二審」まで進んでおり、修訂される多くの点は再検討する価値がある。
また「紅頭文書」(冒頭に「文件」と赤い字が記されている、各級の党・政府が出す指令文書)の濫用を防止することはできるだろうか?草案の規定によると、法的根拠を持たない地方政府の規程は、公民、法人、その他の組織の権利を損ねるか、義務を追加する規範を設定することが許されない。