中国の軍事費が増加 自前の武器開発で高コストに

中国の軍事費が増加 自前の武器開発で高コストに。

タグ: 軍事費 武器開発 国防予算

発信時間: 2015-03-05 09:58:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国全国人民代表大会の傅瑩報道官は、2015年に提案する国防予算の増加率は10%前後になると述べた。2014年の軍事費は8082億元だったが、2015年度の提案の上限は8890億元となる計算だ。

中国海軍少将の楊毅氏は4日、環球時報の取材に応じた際に、海外の身勝手な批判について、「中国の軍事費は高い増加率を維持しているが、いくつかの点を明らかにさせておく必要がある」と述べた。楊氏は、次のように指摘した。

(一)軍事費の高い増加率には、これまでの不足を補う意味合いがある。

(二)国家安全戦略の環境の変化と関連している。現在の時代のテーマは平和と発展であるが、中国は依然として従来の脅威と新たな脅威に直面している。

(三)中国の軍事支出と国民の支出はほぼ足並みを揃えており、全財産を費やして軍事費を増やしているわけではない。

(四)中国は、特に武器装備の面で、先進国の差を詰めようと努力している。しかし傅報道官が強調したように、中国の国防・軍事の発展には一つの特徴がある。つまり特殊かつ困難な条件、西側諸国の技術封鎖により、中国の武器装備は自前で開発する必要がある。その費用は一部の国が同盟国から直接調達するより高額になる。

楊氏は、「近い将来、中国の軍事費は増加を続ける。しかし中国が米国と軍事費の競争をすることはなく、軍備競争をすることもない」と述べた。

一部の西側メディアも、中国の軍事費の対GDP比は、米国などの国と比べて高くないことを認めている。ブルームバーグは4日、中国の2013年の軍事費はGDPの2%未満で、米国の3.8%とロシアの4.1%を下回っていたと報じた。米ABCは、中国の軍事費は依然として米国の3分の1未満だと伝えた。ニューヨーク・タイムズは記事の中で、中国の軍事費は世界2位だが、依然として米国を大幅に下回っているが、中国の経済規模はすぐに米国を抜く見通しだと指摘した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月5日

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