習近平国家主席は3月9日、吉林代表団の審議に出席した際に、東北地区などの旧工業基地の振興と発展は、工業という一本の柱と単一的な構造による「二人転」(東北地区の民間演芸で、男女が芝居をする)を続けてはならず、足し算・引き算・掛け算・割り算を徹底しなければならないと強調した。
足し算は投資・需要・革新で、引き算は時代遅れの生産能力の淘汰で、掛け算は革新による駆動で、割り算は市場化の程度だ。現在は足し算が多めとなっているが、その他は少なめで、補習が必要だ。経済情勢が良好な時期において、構造調整や改善・アップグレードの内在的な原動力が不十分になりがちだ。今や問題が見えてきたが、より早く気づくべきだった。これまでの道を走り続けるならば、速く走るほど正しい道から逸脱してしまう。この問題を解消しなければ、旧工業基地の復活と産業移転の実現が困難だ。旧工業基地の支柱産業は、革新により改善とアップグレード、脱皮を実現し、改革・革新を深め、経済の「新常態」に適した戦略的調整を実現しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月10日