中国海軍が大国の責任を果たす 一週間で3つの「初」を実現

中国海軍が大国の責任を果たす 一週間で3つの「初」を実現。

タグ: 海軍 アデン湾 退避 緊急対応

発信時間: 2015-04-03 10:43:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国海軍の邢広梅報道官は4月3日、「習近平国家主席および中央軍事委員会の命令に基づき、中国海軍の艦艇はイエメンに残っているパキスタンなどの国の人員の退避に協力した。現地時間4月2日、海軍第19期護衛航行艦隊の臨沂艦は、イエメンのアデン港から、パキスタンやエチオピアなどの225人の公民を退避させた。同日夜7時頃、退避した外国人は臨沂艦によってジブチ共和国ジブチ港に安全に護送され、各国の大使館・領事館の職員から適切な処置を受けた。中国海軍の艦艇は初めて外国人退避の国際救助活動を実施した」と発表した。

中国海軍の艦艇はこれまで、初めて外国の港湾に停泊し退避任務を実施し、初めて8人の外国人を退避させていた。中国海軍の艦艇は571人の中国人、中国企業で働く8人の外国人を、ジブチに安全に退避させていた。

この2つの「初」の成功は、3回目の「初」の堅固な基礎を固めた。海軍軍事学術研究所の張軍社研究員は環球時報に対して、「直接外国の港湾に向かい退避を実施し、初めて外国人を退避させたことは、中国海軍の多様化された任務を遂行する能力の試練となった。これは良き検証の機会だった。同地域は戦乱の最中にあり、安全警戒、人員の迅速な判別、安全検査などにより厳しい要求が突き付けられたからだ。海軍は総合的な計画を立て、緊急対応策を策定した。これは今後の参考になる」と指摘した。

この経験は4時間も経たないうちに、力を発揮した。中国海軍の艦艇が3月31日、中国人を安全にジブチに退避させると、パキスタンなどの国は外交ルートを通じて中国に対して、自国民を軍艦で護送するよう要請した。

戦乱は非情で、愛に国境はない。張研究員は、「他国民を初めて退避させたことは、中国の責任ある大国の精神、中国政府の命を尊重・保護する人道主義的な精神を示した。中国海軍は力の及ぶ限り、国際的な義務を果たしていくだろう」と述べた。

この精神の裏側で、中国海軍は大きな危険を迎えていた。軍関係者は環球時報に対して、「人員が乗船した時、砲弾による爆撃が続いていた。そのうち1発は艦艇から近くに落ちた」と話した。

アデン港を訪れたことのある軍人は、過去のある事件をよく知っている。米国の駆逐艦は2000年、ここでテロリストによる攻撃を受けた。

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