張氏は、「アデン港にはかつてテロリストと海賊が出没した。現在は緊張情勢により危険性が高まっており、兵士らは強い警戒を維持する必要があった。これは艦隊の多様化された軍事行動を遂行する能力を検証する機会になった。また海軍の遠洋作戦能力が強化されて初めて、より多くの国際的な責任と義務を果たせるようになることが証明された」と分析した。
この支援は事前に決まっていたことではなかった。中国海軍の艦隊は3月31日午前にイエメンに残された中国人の退避を完了していた。中国国防部の耿雁生報道官は当時、「艦隊はアデン湾に戻り、ソマリア沖で護衛航行を継続する」と表明していた。
現地時間1日9時、第19期護衛航行艦隊の微山湖艦はすでに護衛航行を再開していた。中国海軍の護衛航行は、109時間の中断後に正式に再開された。
ニューヨーク・タイムズは、「中国海軍の迅速な行動で、中国人は世界のどこにいても保護を受けられると安心している」と報じた。
この中国軍がもたらす安心感は、パキスタンなどの国にも及んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月3日