中国政府は26日、国防白書『中国の軍事戦略』を発表し、新情勢における積極防御の軍事戦略方針の貫徹、国防・軍隊現代化の推進の加速を強調した。国防白書が発表されると直ちに海外の各界から注目された。一部の海外メディアおよび関係者は、中国による国防白書の発表は防衛の透明度向上に対して積極的な意義を持ち、世界の平和と安定の維持に資すると評価した。
透明度向上への積極的な貢献
オーストラリアのケビン・アンドリュース国防相は報道官を通じ、新華社の記者に対して、「白書は中国の軍事能力および戦略的意図の透明度向上に向け、重要な貢献を成し遂げた。オーストラリアは中国との力強い、積極的な防衛関係の発展に取り組み、相互理解を促進し、透明度を高め、信頼を樹立する。軍事現代化は、すべての国の発展における自然なことであり、中国も例外ではない」と表明した。
シンガポール華字紙『聯合早報』の特約ライターである李葉明氏は、「国防白書の発表を通じて、中国は自らの立場を示した。これは海外が中国の我慢の限界を理解し、衝突を回避するための一助となる」と指摘した。
ベトナムのラジオ局「ボイス・オブ・ベトナム」は専門家の発言を引用し、「現在この国防白書を発表することで、中国は国防の透明度を高めようとし、その国防政策に対する国際社会の関心に応じた」と報じた。
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