抗日戦争勝利ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念するため、9月3日に北京で軍事パレードが行われる。大規模な軍事パレードは新中国の歴史において15回目であり、建国記念日以外では初だ。実施まで1カ月を切り、各準備作業が鳴り物入りで進められている。
8月13日の取材では、長安街沿いの北京ホテルや貴賓楼ホテルなどのロビー入り口にはすでにセキュリティーチェック設備が設置され、ホテルに入る全ての人と物品に対して厳格なセキュリティーチェックが行われていた。長安街沿いの地下鉄でも各セキュリティーチェックが一段と強化されていた。
車両通行制限などの措置も始まった。記念行事期間、北京市交通当局は自動車の臨時通行規制を実施。8月20日から9月3日まで自動車(市外から入ってくる車両を含む)に対して奇数・偶数ナンバーによる通行規制措置を適用し、公共交通サービスを確保する。北京市は車両と便数を増やして路線バスの輸送能力を2%高め、重点主要路線で地下鉄の輸送能力をさらに強化し、タクシーの稼働率が80%を下回らないようにする。飛行の安全を確保するため、航空管理当局は9月3日9時半から12時半まで首都空港と南苑空港で飛行禁止・旋回飛行措置を講じて、軍事パレードに参加する各航空機の正常な離着陸と軍事パレードの順調な進行を確保する。
軍事パレード指導チーム弁公室副室長を務める曲睿・参謀本部作戦部副部長によると、軍事パレードに参加する部隊は7大軍区、海軍、空軍、第二砲兵部隊(戦略ミサイル部隊)、武装警察部隊、解放軍四総部直属機関から選ばれ、3カ月にわたる集中訓練を行っている。現在、各部隊は北京の軍事パレード訓練基地および周辺の空港で、単独隊列訓練や合同リハーサルなどの集中訓練を行っている。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年8月17日