国務院新聞弁公室が発表した情報によると、8月20日午前10時に国務院新聞弁公室新聞発布庁で開かれる予定だった、閲兵式の準備作業の進捗に関する発表会が延期された。しかし一連の準備作業が進められ、中国の9月3日の閲兵式がカウントダウンの段階に入った。
地上部隊に期待
これまでリハーサルが2回実施されたが、いずれも深夜で、周辺で厳しい交通規制が敷かれたため、閲兵式に参加する地上の兵器についてはあまり知られていない。日曜日のリハーサルは昼に実施されるため、一般人も閲兵式のラインナップをうかがい知ることができるだろう。
海外メディアはこれまで、今回の閲兵式に参加する兵器について予測していた。米ナショナル・インタレスト(電子版)は8月15日の記事の中で、YJ-18対艦巡航ミサイルが9月3日の閲兵式に登場する可能性をほのめかした。また海外メディアは、海軍・空軍が一連のアップグレード版防空・対艦ミサイルを公開すると判断した。
最も衝撃的な兵器は、解放軍第二砲兵のDF-5大陸間弾道ミサイルかもしれない。国外の軍事掲示板に掲載された写真によると、DF-5大陸間弾道ミサイルが閲兵式の訓練に参加する可能性がある。DF-5が初めて登場したのは1984年の国慶節(建国記念日)の大型閲兵式だが、なぜ30年ぶりに再登場するというのだろうか?ある海外メディアは、この弾道ミサイルに重大な改良があったためとしている。これは海外で噂されている、多弾頭型のDF-5B大陸間弾道ミサイルであるかもしれない。米ニュースサイト「ワシントン・ フリービーコン」は、DF-5Bは大型であるため、中国の大陸間弾道ミサイルの中で最大の威力を誇ると分析した。
空中部隊、見どころ盛り沢山
謎多き地上部隊と比べ、空中部隊の写真は何度も海外メディアによって掲載されていた。しかし閲兵式が迫るにつれ、空中部隊の新たな見どころが知られるようになっている。
中国最新型のKJ-500早期警戒機が、空中部隊に登場する可能性がある。同機と思われる軍機が合同訓練に参加している写真が、海外のウェブサイトに掲載されている。中国空軍はわずか6年間で3種類の完全に異なる早期警戒機を配備しており、中国空軍の情報化建設の豊富な成果を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月21日