習近平国家主席は3日、ロシアのプーチン大統領と人民大会堂で会談した。
習主席は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事へのロシアの積極的な支持、および軍事パレードへの部隊派遣に感謝。「中露はそれぞれ第2次世界大戦のアジアと欧州の主戦場であり、第2次世界大戦の最終的勝利のために最大の犠牲を払い、大きな貢献も果たした。今年大祖国戦争勝利70周年記念式典および中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事にわれわれ両国首脳が互いに出席するのは、地域および世界の平和を促進し、人類の平和・進歩事業にプラスのエネルギーを注入するためだ」と指摘した。
習主席は「中露包括的・戦略的協力パートナーシップの発展、包括的実務協力の拡大という中国側の方針は揺るぎないものだ。中露は共に国連の創設時加盟国、安保理常任理事国であり、引き続き協力を強化し、国際社会が国連創設70周年を契機に歴史を振り返り、未来を切り開き、第2次世界大戦の勝利の成果を維持し、国連憲章の趣旨と原則を堅持し、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係を構築するよう後押しする必要がある」と強調した。
プーチン大統領は「中国抗日戦争勝利70周年の盛典に出席できたことを嬉しく思う。中国側の記念大会と軍事パレードは印象深いものだった。今年中国人民解放軍とロシア軍の部隊がそれぞれ互いの記念行事に初めて出席したことには重要な意義がある。習主席は本日午前の記念大会で平和に尽力するとの明確で力強いメッセージを発した。ロシア側はこれを高く称賛する」と表明した。
会談後、両首脳は外交、インフラ、地方、教育、科学技術、税関、経済、エネルギー、投資、金融、貿易、電力、交通、ネットワーク、自動車などの分野の協力協定の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月4日