香港紙『南華早報』(電子版)は5日、「中国の閲兵式は武力誇示にあらず、平和が当然にあらずを熟知」と題した記事を掲載し、「中国は70年前に辛酸を嘗め尽くし、平和が当然ではないことを理解した。国家の軍隊は戦争に備える高度な力を持たなければ、平和と安定を保証できない。解放軍の使命は、平和・安定維持部隊になることだ」と伝えた。
閲兵式が引き出した愛国心は、海外からも注目されている。ドイチェ・ヴェレは、「閲兵式の当日、中国のSNSでは赤い旗がたなびき、多くの人がこの機会に愛国の気持ちを示した。閲兵式はSNSの最もホットな話題になり、中国大陸と香港・台湾のスターが敬礼の写真を投稿し、愛国心を表現した」と報じた。ザ・ニューヨーカー誌は4日、「閲兵式は民族の誇りを強め、大きな成功を収めた。SNSが賑わい、大学生も国防建設の大きな成果を誇りにしている」と伝えた。NYタイムズは清華大学で物理学を専攻する女子大生の発言を引用した。「閲兵式で祖国が非常に誇らしくなった。私達の世代は、国が他者によって虐げられないよき時代に生まれ、幸運だ。私達は過去の屈辱を忘れてはならない」
ベルリンのアジア問題専門家のフロリアン氏は、環球時報の記者に対して、「今回の閲兵式は中国の軍事力の飛躍を示したほか、中国の各方面の発展を示した。これには外交の成功が含まれる。特に閲兵式は中国人の愛国心を引き出した。ネットやSNSでは支持の声が広がり、人々は誇りを覚えている。国民の支持は今回の閲兵式の本質、中国社会の団結力だ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月6日