中国の国力の増大にともない、武力を用いて世界の平和のために後ろ盾を務めようとする中国の能力と意欲が高まっている。国連の平和維持活動(PKO)に参加するにしても、アデン湾で海賊対策や航行の保護を行うにしても、また海外の戦闘地域において各国による中国系住民の避難を支援するにしても、中国軍はつねに世界平和のためにその役割を担ってきた。さらに広い意味では、中国経済の過去30数年にわたる急成長は、世界の成長に長期的な原動力を提供し、世界の平和と繁栄に尽きることのないプラスのエネルギーを提供してきた。
中国のパワーの増大にともない、平和に奉仕し、平和を構築する中国の力もますます強化されている。こうした力は、習近平主席の談話によって新たな解釈を加えられた。中国は終始一貫して歴史の中で正義の側に立ち、終始一貫して平和のために貢献し、終始一貫して人民の利益を出発点とし、人民の願いをゴールとしてきた。70年前の人民の軍隊には、傍若無人な日本軍国主義をうち負かす力があったし、今の中国の武力には、中国と世界の平和のために重大な貢献を行う力がある。
まさに中国と世界の平和に対する真心と信頼に基づき、習近平主席は世界に対して兵力30万人の削減を宣言した。中国の兵力削減は、新たな情勢の下での国家の安全保障と国際情勢に対する判断に基づくものであり、その狙いは国際社会が中国の防衛の姿勢を正しく読み解くよう促すことにある。中国の防衛の姿勢とはすなわち、中国は国防建設を増進すると同時に、心からの誠意をもって各国と協力し、特に周辺国と協力し、地域の軍備抑制と軍縮をともに推進し、地域の安全保障のための対話と協力を展開し、アジアの集団安全保障と信頼感の構築を促進していくというものだ。
今の中国は、過去のどの時期にも増して平和を大切にし、誠意をもって協力を進めようとしている。
「3つの必勝」は中国だけのものではない。世界全体のものだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月6日