平壌に密かな変化が

平壌に密かな変化が。

タグ: 朝鮮 平壌 変化

発信時間: 2015-09-09 13:03:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

先ほどある友人が初めて北京から平壌観光に訪れた。記者は夜、平壌の市街地の有名な倉田大街のレストランで、友人をもてなした。窓外の幅広い道路、明るい街灯、途絶えることのない車の流れ、付近の建築物のきらびやかなネオンなどを見ると、友人は「ここだけを見ると、平壌のナイトライフは国内の大都市と変わらないようだ」と感嘆した。友人の言葉は、記者にとって印象的だった。記者は2007−2012年に平壌駐在員となり、2014年に再び平壌に戻ってきた。たった2年間で、平壌にはひそかに変化が生じていた。

朝鮮メディアの報道によると、朝鮮人民服務総局は電子商取引システム「玉流」の運行を管理している。同システムは朝鮮国内のオンライン決済をサポートする。ユーザーはパソコンもしくは携帯電話で買いたい商品を検索し、電子決済を利用し、自宅に配送させることができる。同システムは朝鮮の商業・外食業・日用品生産部門に行き渡っている。しかし同システムがサポートするイントラネットは、朝鮮市民しか使用できない。

また、平壌のタクシーも目に見えて増えている。統計データによると、2013年末時点で平壌のタクシー台数は1500台以上に達していた。平壌のタクシーの多くは中国自動車メーカーのBYD製で、初乗り料金(2キロ内)は2ドル、2キロ以降は1キロ当たり約0.6ドル。夜9時以降になると、料金は倍額になる。乗客は運転手に直接連絡するか、ホテルのフロント係にタクシーを呼ばせることができる。大通りの十字路、ホテルの入口などで待つことも可能。

朝鮮人民の娯楽の需要を満たすため、朝鮮は高級スポーツ・娯楽施設を新たに建設した。馬息嶺スキー場、美林乗馬クラブは、その典型的な例だ。同スキー場は平壌から約180キロ離れており、交通の利便性が高く、関連施設が揃っている。スキー場の総面積は3万平方メートルで、10本のコースを持つ。スキー場全体が合理的に配置されており、スケート場、ガソリンスタンド、ホテルなどが揃っている。

美林乗馬クラブは2013年10月に竣工。コース、訓練場、乗馬知識教室、疲労回復院、医療救護室があり、建築物の外部のすべてが木製となっている。クラブ内には約120頭の馬、約170人のコーチ・職員がおり、1人が付きっきりで1頭の馬の世話をできる。乗馬に訪れる利用客は最多で1日150人以上に達し、他にも見学客を含めると300−400人に達するという。クラブはオープン以来、朝鮮の人々から支持を集めている。

冷静かつ客観的に観察すれば、平壌市内で新たな建築物がそびえ立ち、歩行者の服が華やかになり、スマートフォンを使う市民が増えていることが分かるだろう。注意すれば、すべての点に変化がうかがえる。これらの変化は知らぬ間に平壌市民の日常生活に浸透しており、彼らの衣食住や娯楽などの各方面で反映されている。この変化は、彼らの未来に少しずつ影響を及ぼしている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月9日

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