国務院の李克強総理(中国共産党中央政治局常務委員)はこのほど、大連を視察に訪れた際、国際生産能力協力のチャンスを掴めば、東北の未来には希望があると述べた。
2015年夏季ダボス会議が9月9日から11日にかけ、遼寧省大連市で開催された。会議期間、李総理は大連市の産業アップグレードと創業・革新について視察するため、各地を訪れた。
海洋工程公司の臨海組み立て施設を訪れた李総理は、同社の輸出品のうち完成設備が6割を占めることを知り、「現在、世界経済の回復は力強さに欠け、国際市場も萎縮している。中国企業は責任ある態度で、勇気を持って世界に進出・奮闘し、中国設備のコストパフォーマンスが高いという強みを活かし、国際生産能力協力の中で、世界的ブランドを打ちたてなければならない」と述べた。
李総理はまた、中国企業が欧米の顧客のために生産した掘削プラットフォームを眺めながら、「掘削プラットフォームは、海底から石油や天然ガスを掘削・生産するために使われるもので、高い技術と低いコストが要求される。中国の設備は世界的に見てもコストパフォーマンスが最も高い。国際生産能力協力のチャンスをしっかりと掴みさえすれば、東北の未来には大きな希望がある」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月14日